11月になり世羅町にある「今高野山」の紅葉が見頃を迎えています。
仕事の合間にふらっと散策に向かったのですが、、、駐車場は満杯でした!
今高野山参道


今高野山の紅葉は度々ニュースで取り上げられるほど有名で、平日でも駐車場は満車状態でした。
拝観料、駐車場代ともに無料ですので混雑するのも頷けます。
駐車場は近隣の金融機関や公共施設も開放して頂いていますのでご参考下さい。



室町時代建築の今高野山総門(仁王門)

総門には2体の仁王像を安置

供えられているワラジは旅の安全を祈願したものです。

参道周辺の紅葉は、色鮮やかで、今高野山の風情も相まって心が洗われるようです。


参道にはカフェ「雪月風花 福智院」さんがあります。世羅のお茶と甘味が楽しめます。

地元小学生たちが作った「編照寺伝説(今高野山誕生)」のパネルがあります。


神之池に架かる太鼓橋「神之橋」は人気の撮影スポットです。

神之池の先には丹生神社(左が丹生明神・右が高野明神)があります。
龍華寺(りゅうげじ)



紅葉の先には弘法大師空海ゆかりのお寺「龍華寺」があります。
龍華寺で2022年4月に行われた柴燈護摩供と火渡り修行の模様がYouTubeで紹介されています。







龍華寺には弘法大師空海の立像があります。
2023年は弘法大師空海生誕1250年記念の年となります。
今高野山の歴史
今高野山の歴史を簡単にご説明します。
世羅町は昔、大田庄(おおたのしょう)と呼ばれる荘園で、美味しいお米がとれる一大生産地でした。
822年、弘法大師空海が世羅町に龍華寺(りゅうげじ)を開きました。
大田庄の領有権は橘氏→平氏→後白河法皇→高野山と移り変わります。
平安時代、鎌倉時代、室町時代の300年の間、高野山の荘園となり、西の拠点として「今高野山」となりました。
面白いのが、弘法大師空海が開いたお寺がある世羅(大田庄)の年貢米が、空海が開いた高野山に寄進され、その後「今高野山」となるとは、世羅町は時代を超えて、弘法大師空海と縁が深い土地なんですね。
詳しくはホームページ「今高野山」をご覧ください。
また、こちらの動画(Youtube)も分かりやすいです。
大田庄歴史館

今高野山の参道沿いに「大田庄歴史館」があります。
大田庄歴史館では11月28日まで「今高野山の歴史展」を開催しています。是非お立ち寄りください。
まとめ

「今高野山」節目の年に、歴史ロマンを感じながら紅葉を見る事が出来て満足です。
今回ご紹介したのは今高野山の魅力のほんの一部です。皆さんも是非、今高野山にお越しください。
次回は春の桜を楽しみたいと思います。
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