1月14日、大成龍神社に奉納された絵馬のお焚き上げが行われるとの情報を頂いて、せらっくす新年最初の取材を行いました。
お参りすれば成功できると噂が噂を呼び、パワースポットとして有名となった大成龍神社。
多くの方の願いがこもった絵馬の行方を追跡しましたよ!
大成龍神社のご紹介

大成龍神社は世羅町川尻の三川ダムに、突き出すように佇む無人の神社です。


大成龍神社は世羅町の著名人、大妻コタカ先生が大いに関わった神社です。

大妻コタカ先生は、大妻女子大学を創設した方で、1970年、85歳で亡くなるまで生涯を女子教育に捧げた偉人です。その先生の枕元に現れた氏神のお告げによって建設したのが「大成龍神社」です。
「パワーをもらった」「お参り後に成功した」とSNSなどの書き込みが話題となり、近年、参拝する方が急激に増え、世羅町の新たな人気スポットとなっています。

絵馬に託された多くの願い




多くの参拝客は、願掛けのために絵馬を奉納されます。なんとその数、年間2万枚以上との事!
境内には数台の絵馬専用の櫓が組まれていますが、いつ参拝しても大量の絵馬でいっぱいです。
大成龍神社を守る近所の皆さん

取材をお願いした木村さんのご自宅の広場で、とんどによるお焚き上げが行われました。
大成龍神社の保護・管理に尽力頂くご近所の皆さんに、笑顔でお出迎え頂きました。

到着すると既に立派なとんどが完成していました。
我々の到着をお待ち頂いていたご様子、ありがとうござます。

木村さんの手でとんどに着火。

本日お焚き上げの絵馬は約1,500枚との事です。
歳旦祭で神主さんによるお祓いを済ませ、今回のとんど用に保管されていたそうです。


参拝者の思いの成就を願って、とんどの炎に絵馬を投入します。

青空に舞い上がる灰を見ていると、思いが天に届いて行く様なロマンを感じました。
祭典でのお焚き上げ


今回はとんど祭りでのお焚き上げを取材しましたが、残り約2万枚の絵馬の行方を伺いました。
まず、6月頃と12月頃の年2回、収集作業が行われます。その後、6月の祭典と1月の歳旦祭でお祓いの後、お焚き上げを行っています。

絵馬の奉納は5年ほど前に始まりました。
ヒノキで作られた絵馬は地元住民の方々が手作りで準備されています。
当初は100枚ほど製作されたそうですが、あっという間に無くなり、参拝者の増加と比例して、絵馬の製作数もどんどん増えて行きました。結果、2024年は2万枚ととんでもない数となっています。

大成龍神社の参拝者は現在、8万人を下らないのではとの事でした。

まとめ

木村さんをはじめ、ご近所の皆さん、ご協力ありがとうございました。
大成龍神社の維持・管理に神社周辺にお住まいの皆様が大いに関わって、守って頂いている事が今回の取材でわかりました。


木村さんの広大なお庭には、龍をモチーフにした造形物があり、大変面白い場所となっていました。
お話をお伺いした中で木村さんは、三川ダム周辺は景観が素晴らしく、世羅町の新たな人気スポットになるポテンシャルを有しているとのお考えでした。
夢が膨らむお話を沢山いただきました。今後が楽しみです!
改めまして取材にご協力頂き、ありがとうございました!
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