
和歌山県にあります高野山が西の拠点として世羅町に建立した「今高野山」。
そんな世羅町にとって大切な史跡のひとつ今高野山の龍華寺で4月20日(土)に火渡り祈願がありました。
火渡り祈願は無病息災や国家安泰などを護摩に託し、火のくすぶる灰の上をはだしで歩く儀式です。

火渡り祈願

境内には松の枝などで作られた護摩壇が準備されています。
周囲は結界が張られており、儀式が始まるまで中に入ることは許されません。


護摩木が準備されており、来場者は思い思いの願いを記入します。




開始時間が迫り、来場者が増えてきました。

鐘の音を合図に儀式が始まりました。





護摩壇を前に願文奏上が行われます。

火入れの儀式が始まりました。



天高く上る炎と煙に圧倒されます。炎の迫力と熱気で周囲の来場者は一歩後退りするほどです。


火が収まり火渡り修行の準備に入ります。


燃え残りの灰を左右に分けて参加者がそれぞれの思いを胸に火渡りを行いました。
2022年、開基1200年記念の年に行われた火渡りの様子がYoutubeにありましたので共有します。
おさんぽマルシェ
火渡り祈願が行われた今高野山では、「おさんぽマルシェ」も同時開催されました。
沢山のオシャレなお店が出店されていました。









新鮮なアスパラ、美味しいお菓子、オシャレな陶芸品などなど魅力的なお店が盛りだくさんです。
まとめ

当日は「甲山史跡・名所伝承保全会」の皆さんが中心となって行事を運営されていました。
会長の山口さんにお話を伺いました。
「甲山史跡・名所伝承保全会では今高野山の環境整備を行っています。世羅町全体の観光は観光協会さんに頑張って頂いているので、広島県指定史跡である「今高野山」は地域で保護していかなければと考えています。2022年の今高野山1200年開基や2023年の空海生誕1250年記念に接して、歴史の大切さを再認識しました。
イギリスの歴史家アーノルド・トインビーの有名な言葉で『自国の神話や民話を歴史を学ばなくなった民族は100年以内に必ず滅びる』とあるように、歴史を大切にして次の世代に繋げていきたいです。」
とのお話を頂戴しました。山口さん、貴重なお話ありがとうございました。
山口さんは、2023年11月にRCCテレビの「元就。二百万一心!」で今高野山の歴史について分かりやすく紹介されています。合わせてご覧ください。
我々せらっくすも世羅町の史跡・歴史に関する情報を積極的に発信出来ればと思いを新たにしました。

火渡り祈願は諸説ありますが、炎や煙を天上世界に捧げて、願いをかなえて頂くとの考えから始まった儀式です。
このような素晴らしい行事が世羅町で行われています。
皆さんも来年はぜひご参加下さい。

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