
暖かい日が続きようやく春めいてきた今日このごろ。
食欲は秋だけでなく年中旺盛な出戻り職人です。
今回は世羅町内はもちろん県内外で人気の『日向草』さんへ行ってきました。

優しさあふれる素敵な御夫婦が営まれている、古民家をリノベーションし、懐かしさとおしゃれさを兼ね備えた空間。
お二方とも世羅町外出身で、店主さんのイメージに合う物件を探していたところ、まさにここだ!!と世羅町の空き家バンクで見つけて移住。今では広島弁も使いこなしていらっしゃいます。



世羅町には優しい人が多く、住みやすくてほっとすると嬉しいお言葉。
こうして世羅の良さに気づき楽しんで住まわれているお話を聞くと感慨深いものです。
前置きは程々に、今回頂いた御料理を紹介させていただきます。
おしながき




『日向八寸』

『日向八寸』世羅産の食材をふんだんに使った八寸。御料理も草花も季節のもので彩られ、ひと目見た瞬間から一目惚れの日向草の顔。
世羅町内では咲き切っていなかった桜が添えられており、プチお花見気分で初っ端から心が小躍り。

どのお皿も小さめではあるが手をかけてあり、食材の良さを引き立てる味付け。日本料理のこまやかな仕事に脱帽。
車で来ていなければ三合は飲んでしまうなと妄想。
特に旬のアスパラと蓮根の塩麹和えは素材の味わいをダイレクトに感じられ滋味深い。
お次は主菜 、
『黒毛和牛のステーキ(150g)』

まずは、『黒毛和牛のステーキ(150g)』※前日までに要予約
言うまでもなく見ただけで美味しいのがわかる逸品。今回のお肉は鳥取の田村牛というブランド牛。

一口噛めばサクッとした焼目に溢れ出す肉汁。
おろしポン酢と山葵塩が添えられており、赤身の旨味としつこさを感じない脂身の甘さが引き立てられ昇天。
つけ合わせの旬の野菜グリルも添えられたお味噌が味を引き出しとても美味。
これは予約してよかったなぁと合点。
『新玉葱と黒毛和牛の黒酢煮込み』

お次は『新玉葱と黒毛和牛の黒酢煮込み』
柔らかく煮付けられた牛肉とみずみずしく程よい甘みの新玉葱が優しい酸味の黒酢つゆを纏った逸品。

これはご飯が何杯でも食べられるやつじゃん!!の間違いないお味。
天に盛られた白髪葱と添えられた野菜のお陰で飽きのこないとてもバランスの良い御料理。本当はつゆをご飯にかけて食べたかったがバウンドまでで我慢。
『本日のおまかせ主菜』―瀬戸内真鯛と吉宗農園野菜のしゃぶしゃぶ―

そして、『本日のおまかせ主菜』―瀬戸内真鯛と吉宗農園野菜のしゃぶしゃぶ―
ほんのり飴色をした刺し身でも食べられる真鯛と吉宗農園さんで採れた新鮮な野菜たちを昆布と鯛の骨で取った出汁でいただく逸品。

ポン酢と胡麻の2種類のタレがどちらもいい仕事をします。あっさりポン酢で鯛の甘みを、こってり胡麻で旨味を堪能。
火入れの加減を調整したり、薬味を入れてみたりと食べ方のバリエーションを逸楽。鯛茶漬けみたいにして食べるのを忘れたと後悔。
『日向草特製プリンアイス』

食後のドリンクもついているので、デザートは別腹と『日向草特製プリンアイス』を注文。
キャラメリゼされた表面がパリパリ、甘さとほろ苦さがプリンアイスの濃厚さと相まって絶品。多分これだけでカフェをやっても行列必至。

お味は王道ばにらと香ばしいはとむぎ茶があり混迷。
すでに満腹のはずが一瞬で無くなり完飲完食。
すべての御料理に並々ならぬ手間暇とストーリーを感じられ、四季折々何度でも訪れたいお店。
世羅での出会い
『日向草』さんで使われている器に『世羅の陶芸家芳賀稔』さんの作品が使用されているとのことで芳賀さんにも同行していただきました。





芳賀さんの焼き物の味と日向草さんの御料理の味との出会いに謝儀。
食事が終わり、奥様とは同郷のお話で、店主とは器の話で大いに盛り上がりお陰様でとても楽しい取材となったことに感謝。
世羅町という土地での沢山な御縁に感謝。
出戻り職人の縷縷綿綿にお付き合いいただきありがとうございます。 つづく
店舗情報:古民家レストラン 日向草

※ご予約のお客様優先で営業しています。
予約状況はブログサイト『日向草日記』でご確認いただけます。
営業時間 | 11:00~15:30(ラストオーダー13:30) |
定休日 | 日曜日(その他不定休) |
電話番号 | 0847-27-0717 |
住所 | 広島県世羅郡世羅町重永198 |
ブログ | https://ameblo.jp/hinatasou/ |
https://www.facebook.com/hinatasou.aso/?locale=ja_JP |
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